教室に帰ると煉は休みだった






そして放課後になった







「じゃあ、私は今日バイトだからもう帰るね。もし不安だったら私の携帯に電話してっ」






「ありがとう!(*^-^*) バイバイ!」







「バイバイ!」






菜穂を見送って帰る支度をしているとき、女子に呼ばれた






「藤野さん!鹿島先輩呼んでるよ
         体育館倉庫だって」






「え?「ほらっ、早く早く」







私は急いで体育館倉庫に向かった






「はぁはぁはぁはぁ……」

 





「あ!藤野さーん」





呑気に手を降っている鹿島先輩








「あの、話ってなんでしょう?」








鹿島先輩は真央にゆっくり近づいてきた







「僕は君が欲しい
     だから君を連れて行くよ?」







「は?」






ドスっ






──────っ







鳩尾に鋭い痛みが襲う







意識が遠のいていく






最後にみたのは嘲笑うかのように立っている先輩だった