私と毒舌ネコ

ふと煉と目があった



クチパクで何かを伝えている



女子どもは気づかない 





『飯はよろしく』





煉の目が死んでる




よっぽどイヤなんだろうな






ざまーみやがれ





 
『了解、早く帰ってこい』 







真央は短くクチパクした








授業も終わり、杉岡が真央の席の近くで止まった







「藤野、ちょっといいか?相談があるんだ」








「いいよー」







私は杉岡についていった