私と毒舌ネコ

教室を見渡すと、ちょこんと白ネコがいた





「か、か、か、かわいいいいい(//∇//)」

 




…そう、真央は無類のネコ好きである








「おいっ、そこでなにしてる?下校時間ならとっくに過ぎたぞ」








ドアの前に立っていたのは、生徒指導室のクマと呼ばれている高田先生









とっさにネコを自分の後ろに隠した








「あ、課題忘れちゃって…アハハ~」






なんとか笑ってごまかす









「そうか。早く帰って勉強しろよ」 








そう言ってドスドスと音をたてて去っていった







「ふぅ~、危なかった…」








ネコは舌で自分の手を舐めている








「ん~、ここで放置は可哀相だよね。家で飼おうかな、1人暮らしだし」









真央はネコを家で飼うことにしたのであった






そう、私はまだ知らなかった






いつもの日常が変わってしまうことを…