楽器庫にて2



















私の身体が
先輩の体温で包まれる









走ってきたらしい先輩の
荒い息と
早い鼓動を感じて

苦しいほど強くて
泣くほど優しくて
はにかむほど嬉しくて

私の肩は先輩の涙で濡れて
先輩の肩は私の涙で濡れて



これ以上無いであろう
幸せな抱擁だった