もう一度君に逢えたなら

もう泣いていいんだよ、と

華月さんは言った。


「………落ち着くまでは、そばにいる。だから、とりあえず帰ろう。」

「………ありがとう、ございます。」


家に帰った後も

柚裡はもうこの家にはいないんだっていう喪失感に襲われて

ベッドだって、柚裡がくる前は1人で寝ていたはずなのに

自分には広すぎるような気がして、眠れなかった。