もう一度君に逢えたなら

「……辛かったら、吐き出した方がいいですよ。」

「……いえ。…柚裡の前では、泣き顔はみせたくないので、今日はこれで帰ります。」


私はぺこり、とドクターに頭を下げて

病室から出た。


とりあえず家に帰らないと。

そうだ、今日は午後から仕事だった。


今までの生活が

目の前で一気に崩れていくような気がした。