叶うはずのない恋愛

「ついに告白する事に決めたんだッ。」


そう言って無理して笑ってるあたしを結衣と五十嵐は心配そうに横であたしを見ていた。あたしはそれにも気付かない振りをして紗紀と話続けた。


「どこでするのッ?」


紗紀にバレないようになるべく明るく聞いた。


「ん、あの噴水の所でしようかなって考えてる。あのジンクスが叶うかもしれないからさ…。」


あたし達が住む町にはその噴水で告白するとそのカップルは結ばれるというジンクスがあるのだ。ジンクスに頼らなくても、2人共両思いだから関係ない気がするんだけどな…。


「そっか。その場所になったらあたし離れとくね?」


さすがのあたしでも人の告白する所には立ち会えない。ましてや自分の好きな人が両思いになる現場は1番見たくない。