叶うはずのない恋愛

「五十嵐って結衣Loveなんだね。」


でも、そんなに何で好きって言えるんだろう。緊張とかしないのかな。


「まぁな。だって、言わないと後悔すんの自分だし。もしずっとアタックして結衣が俺の事好きになってくれたらラッキーじゃん?」


五十嵐は笑って言う。
五十嵐は強いな…。あたしはそんな好きな人にアタックなんかできないよ。夏川にとってあたしは良い友達のままで居たいから……。


「かえ、どこ居たのー?」


紗紀も今まであたしを捜してたのか走ってあたしの所まで来た。


「いらない教材ロッカーに入れてたら、五十嵐が来たからそこで色々話し込んじゃって美術室来るの遅くなった。」


今日、夏川は紗紀に告白をする。あたしはただそれを見守るだけ。その告白を阻止する事も辞めさせる事もあたしにはできない。本当は紗紀と夏川が付き合ってほしくない。


「あ、紗紀ねー。夏川と帰る時に告白しようと思うんだ。かえも一緒に居てくれるよね?」


少し緊張気味に言う紗紀。紗紀も今日告白するとか2人ともどんだけ運命?