蓮のメールを見て少し不安がなくなった。


「前川が言いたくないなら無理に聞き出そうとは思わないけどあの日先帰るって言ってたのに何で公園で泣いてたのかが気になるんだ。」


もし、あたしが夏川の事好きと言えば夏川はどんな反応をしてくれるのかな。時間がたつのは早い者でもうすでに頂上を過ぎていた。


「じゃあ、話すね。あの日何であたしが先に帰り泣いていたかを。あたしってね、悪魔みたいな人間なの。夏川と紗紀に相談された恋愛、正直叶わないといいなって願ってた。」


あたしがそう言った時、夏川は不審そうにあたしを見た。これを言えば夏川はあたしを幻滅するだろう。でもいいんだ。どうせ嫌われるのならとことん嫌われよう。あたしは深呼吸をしてまた話だした。


「理由なんて本当に簡単なの。夏川はあたしを友達?いや、クラスメイトとしか見てくれてないと思うけどあたしの場合は違った。いつも喧嘩っぽい言い合いをしてたあたし達。いつからかあたしはそんな時間が大切になっていた。そんな時気付いた。あたしは…。あなたが好きって事に。」


すごく顔が赤くなるのを感じた。