「ご、合コンですか!?」

ドラマでよく見かける、あの合コンですか!?

「他の子たちにも声をかけたんだけど、彼氏持ちとか都合が悪いから無理だって言われちゃって」

「は、はあ…」

合コンと言えば、華やかなイメージがある。

参加者たちはみんなキレイに着飾っているし…。

「でも…私、こんな格好ですよ?」

薄い水色のブラウスに紺色のタイトスカートと言う、何とも地味な格好である。

まさか出社してきたとたん、先輩から合コンに誘われるとは思ってもみなかった。

わかってたら、水色じゃなくてピンクの方を着てきたのに…。

「本当に参加するだけでいいの。

飽きたらすぐにでも帰ってくれればいいから」

先輩は両手をあわせて、私にお願いをしてきている。

もしかしなくても、私が最後の砦と言うヤツなのか?