黒王子と白いプリンス



「由乃ちゃん。」


「は、はい‼︎」


「兄貴が……帰ってくる。」


「え⁉︎⁉︎」


兄貴って……晃様⁉︎⁉︎


「もう、知ってるでしょ?」


「え?」


「俺の兄貴が峰晃ってこと。」


「あ、…………うん…」


白馬くんは、この前と同じ寂しそうな笑顔を見せた。


どうして…………


「私……帰ろうか…」


「いや、いいよ。どうせすぐ寝ると思うから。…………会いたい……よね…」


「え……」


あ、会いたい……でも……


「ううん‼︎今日は勉強しに来ただけだから‼︎」


「そっか……」