「誠ーー」


春代が手を振りながら赤嶺くんを呼ぶ。


「あ、春代と三鷹‼︎‼︎遅いぞ‼︎‼︎」


「ごめんごめん」


「ほら、2人の花火。」


私と春代は誠くんから花火を受け取った。


春代と誠くんは仲良く話し始めたから、私はそろりそろりと離れた。