『1765 斎藤メル』 Tシャツに貼られたゼッケンを眺め下ろす。 《はあ。応募するんじゃなかった。》 今更後悔するのは遅いってわかってるけど、 やっぱりダメだ。 自信なんてこれぽっちもないし。 ノリで応募したし。 先輩に無理矢理連れて来られたみたいなもんだし。 《椎名先輩だからいいけど…》 ふう、と息を吐く。 《受かるわけがないし… 1組だけでしょ?》 それが唯一の心救い。