「ごめん、もう無理。

そう言うことだから、帰る。」



君は嬉しそうに帰っていく。

無邪気な笑顔でスマホを見つめているけど、振り向いてよ…。



涙が止まらない。気付いて。


君はいつでも優しかった。


悔しい時、泣いたら慰めてくれた。


嬉しい時、自分のことのように喜んでくれた。



「なんで…。」



ぽつり、呟いてみるけど。


届かない。


待って、行かないで。