「………」


「横川?」


先生、安心してくださいッ!


今回はシカトじゃないよ。


後ろの人はね……寝てるの。


あたしは、また後ろを向いて
「えいっ!」と、横川の頭にチョップする。


「……いて」


おおお!サラサラしてやがる。


意外にも手に触れた横川の髪が柔らかくて
あたしは思わず胸が高鳴ってしまった。


やばい、母性本能くすぐられたかも。


って、あたし誰だよ。親かよ。ちがうよ。