「ほんまうるさいな、こいつ!」 そんな言葉と同時に、赤髪ヤンキーの仲間が 子どもに向かって蹴ろうとしていた。 「ッ……危ない…!」 あたしは咄嗟に 子どもをかばうように抱き締めた。 そして、彼の蹴りが あたしの背中へと当たる。 「お姉ちゃん…!」 __ドサッ… 「い…った……」