「…よし。」


里奈たちが
せっかくチャンスを作ってくれたんだ。


逃げてばっかじゃなくて、
あたしもそろそろ頑張らなきゃね…!


「……てゆうか…」


奮発してでも
やっぱ浴衣買えば良かったな……。


なんて思いつつも
気合を入れて、
あたしは柊季のとこに走りだした。