「本題に入るけど
あんた、尋斗と付き合ってないって
…嘘ついたわよね?」


「…はい?」


「とぼけてんじゃないわよ!
愛華見たんだから!
あんたと尋斗が見つめ合ってるとこ!」


「……はい?」


まって、もしやアレか。


振られて叩かれた三浦先輩の頬に
保冷剤という手を当てていたら
先輩がからかって、あたしの手に触れた…
…というあの事件。


いや、事件でも無いけれども。


てゆうか、誤解している人が
ここにもいたのか……。