その時に、林崎の友達が
審判をやっていることに気付いた。


俺は、その友達の傍まで行く。


「あのさ、林崎知ってる?」


「…あー、りんちゃんなら保健室行ったよ!」


「え、あいつケガでもしたの?」


「うん、そうな……
あ!今B組に点入ってます…!」


と、何やら忙しそうな遠峰。


「サンキュ」


それだけ言って、俺は体育館を出た。