「え、褒めてるんだよ!えらいぞ横川!」


そう言って、あたしは軽くジャンプし
横川の髪をよしよしする。


……にしても、無駄に身長大きいな、と
心の中で思うあたし。


「ッ……おまえ、ちっちぇーくせに
子ども扱いすんな」


と、あたしのよしよしが、
あまり気に食わなかったのか
まるでやり返すように
横川はあたしの髪をクシャっとする。


「ぉわっ…!ぜんぜん小さくないし!
むしろ平均以上だから!
160超えてるから…!」


と、あたしは横川に言い返した……__。


*
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+゚
*
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+゚



『……っなによ、じゃれあっちゃって…。
むかつく、あの女…。』


……そう言って、
遠くからあたしを睨む女の先輩に

あたしと横川は気付いていなかった……__