満月が全てを決めた

あいことのメールのやり取りから一週間くらい経っただろうか。

学校の話やら友達の話やら家族の話やら

違う学校というだけで話題は尽きない。

携帯を買ってから毎日こんなに携帯をいじるのは初めての経験だ。

まだ付き合ってるわけではない。

ただ一目惚れされたということで始まったあいことの出会い。

自分が優位に立っている立場なのは俺的にはでかかった。

とはいえ、小学校の時受けたような好きな人からの好き好きオーラを感じないあいことのやりとりが、一番自分の中で冷めることのない距離感と緊張感があったのは間違いない。

そんな時あいこから誘いがあった。

【今度、みんなでB団地に遊び来てよ☆】

B団地とは、M中の地区内にある団地のことだ。

二人じゃあれだからというわけだ。

自転車で30分も走れば着く距離。

田舎じゃ、ちょいとそこまでの距離だ。

【いいね〜こうきとか誘ってみるわ‼︎】

俺は結構乗り気だった。

なんてったってメールはしているものの、あいこの顔は知らない。

写メとかも貰っていないから、会ってみたいと思うのは当然のことだ。

こうきに早速メールし、人数合わせにあと1人。

今週の日曜日に決まった。