満月が全てを決めた

俺の気持ちは冷める一方だった。

それが自然と行動にも態度にもでる。

あいも気付いているだろう。

結局中学生が付き合ったところで何やるわけでもない。

ましてや一年生だ。

つい何カ月か前まで小学生だった。

ただのガキだ。

体育祭の時期が来た。

うちの中学校はなぜか体育祭でフォークダンスを踊る。

男女がどんどんペアを変えてあいが近づいてくる。

心の中で

曲よ、終われ。

と叫ぶがそんな都合よく終わるわけない。

あいが来た。

少し悲しい顔をしている。

あい『電話してくれない学校で話もしてくれない目見てくれない』

それだけ言ってペアが変わった。

俺はただ無言だった。

2日後ひかりちゃんからメールが来た。

ひかりちゃんは塾に行っていたので携帯を持っていた。

【こんばんわ☆今大丈夫かな?最近あいが元気ないの。聞いたらたつやが相手にしてくれないって悲しそうだったよ。なんかあったの?】

一時間くらい考えて、返信した。

【遅くなってごめんね。俺さ実はひかりちゃんのこと好きでさ。そんで悩んでてあいに冷たい態度とってた。だからあいとは別れようと思ってる。俺ひかりちゃんが好きなんだ】

暴走した。

言ってしまった。

その時の感情でつい言ってしまった。

すべてが終わった気がした。

【そんなこと言われても。あいはね、たつやが大好きなんだよ。だから親友として言うけど大事にしてあげて?】

胸に突き刺さった。

俺がちゃっかり告白したことはスルーに等しい。

秒でフラれた?

ひかりちゃんはごまかしてるだけ?

そのやりとりのメールを朝まで見ていた。

寝れなかった。