それと同時に、雷の頭に天井がぶつかった。


「雷! しゃがんで!」


桃乃が叫ぶ。


しかし、雷は再び痙攣を初めてその場から動けなくなってしまった。


天井は雷の頭を押し、その首が徐々に横へ曲がって行く。


「雷!!」


桃乃の叫び声と、首の骨が折れるゴキッと言う音が同時に聞こえて来た……。