その衝撃でDの額が大きく凹んだのがわかった。
頭蓋骨が陥没したのだ。
Dは大きく目を見開き、その目はギョロリと白目をむいた。
自分の顔を守るようにガードしていた手は力を失い、涙もピタリと止まる。
つい先ほどまで5人いた男が、今はすでに3人になってしまった。
しかし、死体の数が増えれば増えるほど、客たちは沸き立つ。
拳を突き上げ「殺せ! 殺せ!」と、繰り返す。
「なんでこんなもの見なきゃいけないの……!」
夏子さんがそう言い、口に手を当てた。
その顔はさっきよりももっと青くなっていて、あたしは慌てて夏子さんの背中をさすった。
極度の緊張状態が続いていたためか、夏子さんはその場に嘔吐した。
このままじゃ生き残る気力が失われてしまう。
「無理に見なくていいと思います」
不意に、優也さんがそう言った。
夏子さんが苦しそうにむせながら、優也さんの方へ視線を移す。
「結果だけわかれば、きっと大丈夫」
「そうね……」
夏子さんはそう言い、モニターを背にして座りなおした。
あたしもそうしたかったが、画面を見ていないと誰が勝ったのかもわからない。
頭蓋骨が陥没したのだ。
Dは大きく目を見開き、その目はギョロリと白目をむいた。
自分の顔を守るようにガードしていた手は力を失い、涙もピタリと止まる。
つい先ほどまで5人いた男が、今はすでに3人になってしまった。
しかし、死体の数が増えれば増えるほど、客たちは沸き立つ。
拳を突き上げ「殺せ! 殺せ!」と、繰り返す。
「なんでこんなもの見なきゃいけないの……!」
夏子さんがそう言い、口に手を当てた。
その顔はさっきよりももっと青くなっていて、あたしは慌てて夏子さんの背中をさすった。
極度の緊張状態が続いていたためか、夏子さんはその場に嘔吐した。
このままじゃ生き残る気力が失われてしまう。
「無理に見なくていいと思います」
不意に、優也さんがそう言った。
夏子さんが苦しそうにむせながら、優也さんの方へ視線を移す。
「結果だけわかれば、きっと大丈夫」
「そうね……」
夏子さんはそう言い、モニターを背にして座りなおした。
あたしもそうしたかったが、画面を見ていないと誰が勝ったのかもわからない。



