絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~①

「それだけじゃないわ。永田百貨店の会長もいる」


昭代さんが言った。


画面に映っている人たちはみんな《mother》という都市の中では有名な人たちばかりで、中には警察官の姿もあった。


「信じられない……」


あたしは呟く。


警察官まで絡んでいるという事は、外へ出てすべてを暴いてもなんの意味もないと言う事だ。


逆に捕まる可能性だってある。


「これは《mother》のお偉いさん方を楽しませるためのショーってところか」


優也さんが憎しみを込めた声色でそう言った。


「最低ね」


夏子さんが呟く。


そうしているうちに、画面上ではAを覗く4人が行動に出ていた。


事前に打ち合わせをしていた通りのようで、2人がAの両腕を掴みその動きを封じた。


Aがまだ混乱している間に、残りの2人が攻撃に入る。