絶叫脱出ゲーム~奴隷部屋カラ今スグ逃ゲロ~①

大丈夫。


きっとうまく行く。


Bの写真を持つ指が、小刻みに震えている。


モニターをチラッと見ると、相変わらずにやけた顔のスーツの男が見えた。


人の生き死にを見て楽しんでいるなんて、本当に悪趣味なヤツ。


ギリッと奥歯をかみしめる。


そして、Bの写真を入れた……その瞬間、カシャッと音がして写真の投票口が閉まったのだ。


「え……」


思わず、小さく声を漏らす。


一瞬にして背中に大量の汗が噴き出すのがわかった。


嘘……嘘でしょ!?


指先でさっきまで開いていた投票口をなぞる。


しかし、爪に少しの凹凸がひっかかるだけで投票口は開かない。


ハッとして顔を上げるとモニター越しにスーツの男と目があった。


スーツの男はニヤリと笑って見せる。