温かいミルクティーを飲むとほっとした。



「もっといける?」



「無理…」



カップを見つめていたら、体温計が鳴った。




「じゃあ後でね」



カップがベッドサイドに置かれると、体温計が抜かれた。



「…陽病院行く?」


「いいッ…!」



「先生に薬出してもらった方が治りが早かったりして」



「…しない」



「このまま吐き下してたら辛いだろ?」




港の手が器用にボタンを外していく。





「やっと陽の番」



抵抗する間もなく、温められた聴診器が肌に触れる。



「息止めない」



唇に手を触れられて、大人しく深呼吸を続ける。