そうは言っても…。


港が家を出て行くと、家の中はシーンと静まって。



腕に抱える結の頭を撫でて、ぼーっと辺りを見つめていた。



本当はまだ怠い、って言えないのは何でなのか…



港ならどうにかしてくれるって分かってるのに。



泣きそうになる結をあやしていたら、いつの間にかそのままソファで眠りについていた。