体温計が鳴ると、港は表示を見てほっとため息をついた。



「どうりで体が熱い訳だな」



「…何で?」




「体温上がってるよ。ちゃんと寝てたのか?」



「寝てたよ…ずっと」



「やっぱり実家に送るよ」




「いいって!迷惑かけたくない」




「だからって家に残すのは俺怖い」




「…何で?」



「熱が高いのに結のこと大丈夫なのか?陽が倒れても助ける人いないよ」



「倒れる訳ないでしょ!」



「…だって…なぁ…」



「とにかく送らなくていい…。港も遅刻しちゃうよ」



「……」