少し体をベッドに預けていたら、カチャリと扉が開く音が聞こえた。 「あれ、起きてたの?」 着替えていた港が側にしゃがんで、手が額に触れた。 「気分は?」 「…だいじょぶ」 「そーか?大丈夫には見えないけどな」 首を横に振って寝室を出ると、光でふらつきそうになった。 ソファに腰をかけると、港が腕に結を抱いて来るのがぼんやり見えた。 「結は熱下がってるよ」 私の腕にそっと下ろされた結をぎゅうっと抱くと、昨日のような熱さは伝わってこなかった。 「…良かった」