腰を擦っていたら、いつの間にか寝息が聞こえていた。 いつもなら迷わず寝室に押し込んでいたのだろうが、痛みの中ようやく眠れた顔を見ると少し放置したくなった。 重みで下がってくる毛布を再び掛け直す。 寝ているのにも関わらず、時折漏れる声。 止めていた手を再び動かし、丸い背中を擦る。 薬が効くのに少し時間が掛かるだろうが、目が覚める頃には痛みも和らいでいるはずだ。 腰を擦りながらテレビの画面を見ていたら、天気予報がこれからの雨を知らせた。 洗濯物を取り込む必要がありそうだ。