"つづきしよ〜!"
ってあれだけ気合いを入れてたのにね。
眠気には勝てず、いつの間にか夢の中。
力の抜けた体を抱えてやると、ぽろんと床に落ちた一本の色鉛筆。
…続きはまた明日。
寝室を出ると、こっちでもパソコンと向き合いながらウトウトしている大人が1人。
早く寝たらいいのに…。
「…あれ?夏来寝たの?」
「お絵かきしながら寝ちゃったよ」
「そっか、ありがと」
「今日は体育があったって?」
「うん、結構走ったみたい」
「それじゃコロンと寝るよな」
「蒼が帰るまで寝ないって聞かなかったんだから」
「はは…、日曜はどこか連れてってやるか」
「ほんと!?」
「季蛍が喜んでどうする…」