「あと問診票。…じゃあ高島お願いね」



「はい、後ほど」



白衣を捕まれていた手が離されて、蒼は部屋を出ていく。



高島先生の視線が私を捉えていて、逃げ場もなくそのまま椅子に座る。




「時間忘れてたの?もしかして」



「…はい」




「蒼先生4回くらい確認したらしいけど?」



クスクス笑う高島先生は、問診票を眺めて言った。



「さっきお昼に入ったばかりで…」



「うっかりさんだね、相変わらず。俺も季蛍のこと診てあげられるのこの時間しかないんだから」




「…はい」