パソコンに向かって季蛍さんのカルテを眺めていたら、季蛍さんが椅子に座る音が聞こえた。



「港くん…今日早く帰れるんじゃ…?」



「あ、ううん。そんなことないの、気にしないで」



「…高島先生帰ってきてからで良かったんです、本当に」




「いや…でもその間薬ないまま仕事に出るのもキツイからね」