腕の中で陽の体温を感じること数分間。


時々陽が顔を胸に埋めてくると、少し早くなった呼吸が伝わってくる。





夢と現実の間をさ迷いながら、陽の背中を優しくさする。






感じる体温は心地よい。


こんなにも温かい抱きまくらは、他にあるだろうか。







しばらくそうしていると陽の頭がコテンと傾き、体の力が抜けていくのを微かに感じた。



…よかった、寝た。







陽が眠りについたのを確認すると同時に、さ迷っていた意識を手放した。