「あ…ッ」




結に与えた食事の皿が床に落下した。



手で掴んで投げたようだ。






「投げたらダメ」





注意すると、今度はスプーンを放り投げた。



「ゆい!」



私から目を逸らすので、頭を押さえて強引に目を合わせる。



「どうして投げたの?」


「やッ!!」


「食べ物投げたらダメだよ」




目にはだんだん涙が溜まり、顔が赤くなって泣き出した。




「スプーン投げたらいけない」



私の声も、届かない。







声を上げて泣き、最終的には号泣。



椅子からずり落ちるほど泣いてしまったので、一旦体を抱き上げた。







…あれ?