「…いつから?」
高島に変に疑われないように小声で聞くと、季蛍さんは気まずそうな表情。
「一昨日からです」
「蒼には?」
「言ってません…」
「…高島に言ってもいい?」
「……」
「言いたくない気持ちもわかるんだけど。後々バレるよりは…ね?」
横目で高島を見ると、既に何かあることは察している。
「言っても別に怒らないと思うから」
高島に言い聞かせるように季蛍さんに言葉を掛けると、聞いていた高島が少し頷いている。
怒らないって。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…