風呂から上がっても未だソファに横になっていた陽の様子を見てみると、さっきよりも酷く痛がっていた。 「陽」 肩を叩いて名前を呼ぶと、反応はあるが呻き声が聞こえる。 「痛い?」 「…もう無理」 冷や汗を浮かべて痛がる様子は普通じゃない。 「もう限界」 体を捻って苦しむ様子を見ていると、嫌な予感が頭を過ぎる。 「すぐに病院行こうか」 涙を流す陽は、その言葉に頷いて即答した。