「ご飯は?」


「気持ち悪いからいらない…」


「わかった、…治まったらおいで?」





頷く陽の髪をもう一度だけ撫でてその場を離れようよしたら、小さく声を漏らして更に体を丸めた。


「…痛い」








「ずっと痛い?」


コクンと頷く陽は、冷や汗を浮かべる。






「でも平気だから…」



「辛かったら病院行ってね」



「…わかった」