「とりあえず今日はゆっくり休んで」 「…はい」 「じゃ、帰るから」 「…あの、いろいろ…すみません」 「はいはい、謝らない」 "じゃあね" 高島先生が部屋を出て行ってしばらくすると、玄関の閉まる音も聞こえた。 結局良くならなかった。 毛布にくるまって目を瞑れば、今すぐにでも眠れそうだ。 なのに響く頭痛のせいで、すぐに眠れない。 この繰り返し。 明日どうしよう。