「コーヒーでよかった?」 季蛍が今日出す為に買って来てくれたチーズタルトもカットして持っていくと、かなり喜んでくれた。 「いいんですか?」 「いいよ。食べきれないし」 「…じゃあ遠慮なく。ありがとうございます」 それから少し仕事の話をしていたら、時間なんてあっという間に過ぎていって。 夢中になって話し込んで、気づいたら2時間なんてとっくに過ぎ去っていた。