__胃の不快感で目が覚めた時、時計は朝5時を指していた。
窓の外がぼんやり明るい。
気のせいか胃が重たいような ムカムカするようなそんな不快感があって、また眠りにつくことは出来なくなった。
目を開けてしばらくぼーっとしていたら、扉が開く音が聞こえる。
扉の方へ顔を向ければ、着替え途中の港がいた。
「あ、おはよ。…気分は?」
「…大丈夫」
そう答えれば港はしばらく見つめてきて、「本当か?」と首を傾げている。
ネクタイを器用に締めた後、港は私の首元にそっと手の甲を当てた。
「気分悪いだろ…。体起こせる?」
無意識に唇を噛んでいたのと、額に浮かぶ冷や汗で港にはすぐにバレた。
「何回も言ってるけど、我慢だけはするな」
少し強引に体を起こされて、ベッドサイドに準備されていた洗面器を渡される。


