それから数分間、息をすることだけに集中していた。 パタパタと足音が近づいてきて、思わず顔を伏せる。 鏡を見なくても今の顔色が誰が見てもやばいことはわかっていたから…。 足音が止まったと思って顔を上げると、目の前の診察室で立ち止まる白衣の人が……… …もしかして 目を凝らしてみると、扉が開いて電気がついた。 高島先生…? 立ち上がろうとしても力が入らなくて、その間に扉が閉まってしまった。 もしも高島先生なら…。