「…ない」



鞄の中も漁ったが、見つからない。



よく考えてもあの時どこに袋をしまったのかが思い出せない。



…そのまま玄関に置き忘れてしまったのだろうか。




医局の中を探しても、高島先生も蒼の姿もなくて自分ではどうすることもできなかった。



水の入ったペットボトルを片手に医局を出て、今度はトイレに飛び込んだ。