半分食べ終えて首を振ると、頭をくしゃくしゃ撫でられた。
「少し寝てな、後で来るから」
「…ん。」
「担当の先生が来たら言うこと聞くんだよ?」
「な、…子供扱いしないで」
「食べさせてもらってたのに?」
クスクスと笑う港は、後片付けを済まして
『じゃあね』と背を向ける。
「……」
“あとでね”
扉が閉まる前、そう言い残して部屋を出て行った。
そんなこと言われたら…余計寂しくなるんだって…
いろんな気持ちが混ざり合って布団に潜り込むと、少しもしないうちに眠りについてしまった。
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