体の熱さで自然と目が覚めて、側の時計に目をやると夜中の2時。 ぼーっと熱い体と、未だうっすら目に浮かぶ涙。 拭って体を起こすと、体から湯気が出ているようだった。 気のせいか呼吸も上がってきて、息が大分苦しくなってくる。 手元の吸入を握りしめ、口元へ。 息の仕方もわからないが、いつもと同じように薬を吸い込んだ。 「…っ」