パパと向かい合わせに座れば、ピリピリとした空気が伝わってくる。
「まずは説明してくれる?薬の件」
「何もない…」
「季蛍が怒るなんてよっぽどだぞ」
「説明したってどうせ否定するだけでしょ」
「話を聞いてからだ」
「……」
「否定しない。説明はしろ」
「…効かないから」
「何が?」
「薬が…」
「もっと詳しく」
「…薬が効かないなら、飲んでも意味ないって。そう思ったから…」
「やめたの?」
「……はい」
「何年も前から薬の説明はしてるよね。途中でやめるのはいけないことだって」
「だって体に悪いんでしょ?」
「俺は言った覚えはないよ?」
「クラスの人に馬鹿にされたの」


