「忙しい仕事なのに心配してくれてるんだから」



ケーキの上にいちごを押し付けられた。



大好きないちご。



冷静に考えればそうかもしれないのだけれど、昨日の自分はおかしかったんだ。




「…確かに忙しいんだよね」



「忙しくて家にいられないからこそ心配してくれてるんでしょ?」



「……うん」