「喘息が出てるから…な」



夏来の体を抱き上げて椅子に下ろすと、不安そうな目を向けてくる。



「こっちじゃなくて先生に顔向けて」




奏太の方に顔を向けさせると、イヤイヤと首を振る。



「嫌われちゃったかな、俺」




「緊張してるだけだと思うけど…」




「お薬飲んだら苦しいのなくなるからな」



奏太がわしゃわしゃと頭を撫でると、少し嬉しそうに笑顔を浮かべた。