家に帰宅すると、リビングのソファの上に制服のまま体を沈める愛優の姿があって。




季蛍と似てると言いたいところだけど、こんなところで寝てしまっては困るのは俺だ。




「愛優ー、起きて」




適当に声をかけて荷物を下ろしていると、眩しさからかうっすらと目を開けた。




「ん…おかえり」



「ただいま。夏来は?」




「どうしてもってパパの実家」




「今日も?」




「もうすぐ帰るよって言ったんだけど…」




そう言った後に深いため息を吐く。




「部屋で寝なさい」



「…動けない」




「俺に運べと?」




「違…、別にそういうわけじゃない」




「そんなとこで寝ると風邪引くよ」




「もう引いてる…」




「え?」